2011年5月6日金曜日

2011 スマホをお供に、九州四国ツーリング

今年んの5月の連休は、3・4・5日で、恒例の九州・四国ツーリングに。
さしあたり九州に渡るために、徳山港から「スオーナダフェリー」さんを利用し、竹田津を目指すことに。

今回は、バイク3台と車1台で出発。ゴールデンウィーク真っ只中の九州に突入するのに、バイクと車が一緒に行動は難しいだろうということで、


参加者の大半が所有するスマートフォンに、「Google Latitude」を導入。
お互いの位置を確認できるので、はぐれても安心。
しかも、今回は出発前に事前準備は一切なし。道の下調べなど一切なしに、スマートフォンのナビにお任せのため、バイクからの電源供給のための装備も整備。
実際電源は去年USBポート付のシガーソケットを整備したけど、電源の安定供給ができなかったので、ちょっと手を加えて出発。まぁそこのお話はまたの機会にでも。

早速バイク組は徳山港、車は高速で下関経由の九州入りに別れ行動。


高速1000円などさまざまな要因から、フェリー航路の廃止などの中、こちらのフェリー会社も少なからず影響があるようで、去年と比べても大幅な減便。
それもあって、確実に7時台の便に乗るために、広島を朝5時に出発。
そんなかいもあり、おかげさまで一番乗り。

徳山から出航し、バイク組は楽々寝ながら移動。その間も車組は一所懸命走っているわけで、その間「Google Latitude」で随時監視w
車の移動状況を把握しながら常に最適な道の選択をできるこの快適感。もはやプライスレス。

竹田津港に到着の頃には、車組は宇佐を走行中だったので、国道213号から、国道10号、そして大分自動車道を使い、颯爽と最初の合流ポイントである、「岩下コレクション」へ。


前から失礼ながら怪しげな建物があるなぁと認識はしていたのですが、今回初めての岩下コレクションに。
世界のモーターサイクル歴史館や昭和レトロ館など、「ビンテージ」というに等しい車両や小物などが並び、ぐるっと見渡すだけでも子一時間。
なかなか楽しめましたよ。

続いては、やまなみハイウェーを走り、黒川へ。
岩下コレクションを出ることからポツポツと雨が。
雨の降る県道11号を走り、グルグルなるおなかを満たしに、「自然薯料理やまたけ」さんに。
黒川温泉に面する自然薯の専門店で、自然薯尽くしの精進料理をいただけます。


テーブルの中央には前のお客さんが使った後か、残った炭火が雨で冷えたからだを温めてくれるわけで、
おいしい食事におなかも満たされよい気分です。


その後は、露天めぐり25周年の黒川温泉。
例によって購入すれば、3箇所まで好きな温泉に入れちゃう「入湯手形」をゲット。
今年で4枚目の手形になるので、全部で12箇所となるのですね。夕方から、組合の閉まる18時までの時間制限があるかたちの入浴となったので、もはやヤッツケ状態になっちゃいましたが、新たな温泉3箇所堪能しました。
黒川を発ったのは18時ギリギリ。今晩の宿のご飯が19時までなので、急いで宿に。


雨の中、国道442号を走り、本日の宿「久住高原荘」さんに到着。
颯爽とチェックインをすませ、


飯。
なんか、年々豪華になっている気もしないでもないこのお宿のディナー。
お昼の自然薯がまだしっかりとおなかを満たしていたので、ディナー感触で、おなか限界。幸せなことです。
食事の後は、まったくノープランの2日目の予定を会議しながら、ついついうとうと。
こんな感じで1日目は終了となりました。




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ツーリング2日目。
去年までは和食オンリーでしたが、今年からはバイキング方式で、パンを選ぶことも可能に。
すっかり快晴の2日目のスタートです。

まずは過去に行ったことのなかった、「南阿蘇へ」。



宿のある国道442号から、県道11号のやまなみハイウェイに。
11号をずっと南下し、まずは阿蘇山頂を目指す。
ここ数年は火山活動により山頂にいけなかったのですが、今年はどうだろう。まったく調べずに出発したのですが・・・。
やっぱり、今年も山頂にはいけず。
そこで駐車料金がいるので入ったことのなかった、「草千里レストハウス」によって、おみやげ物を物色。
煙を噴出す山頂と黄砂が舞い透き通らない空気感の絶景をみながらしばしマッタリ。

そこからは、県道111号「阿蘇パノラマライン」を南へ下り、南阿蘇へ向かいました。

ここでもGoogle Latitudeは大活躍。
休日の草千里は毎度大渋滞になるのですが、今回は車組がいる以上、それに巻き込まれるのは必至。
当然のことながらバイク組が早く目的地につくのですが、同じ待つのでも、当てもなく途方にくれて待つよりは、
相手の場所を確認しながら、「あっ、いまどこどこの信号を曲がった!」とか待つと、意外と楽しいものです。


向かったのは、「あそ望の郷くぎの」。
ここでは、なんでも阿蘇の名物「あか牛」を頂こうということで、焼肉ランチに参りました。


そうとう待たされることを覚悟していたのですが、予想以上に早くお肉が登場。
広大な阿蘇で放牧されたあか牛は、無駄な脂肪分が少ないことと、和牛本来の風味が豊かで、しかも柔らかいのが特徴とのことで、
その期待を裏切らないお肉をほお張らせて頂きました。
いや、柔らかい。柔らかいですよ、国産牛!


その後は南阿蘇の名水、「白川水源」に。


南阿蘇は水の豊かな土地で、結構な数の水源地が周辺にポツポツと。
今回はそのなかの「白川水源」にいってみることに。
予想ではもっとひっそりとあるものかと思ってましたが、近づいてみると、非常ににぎやかな観光地。
こくこくと吹き出る水源周辺には、たくさんの人でいっぱい。
とても日差しが強い日でしたが、水源周辺の木々の木陰や、流れる水音で、とてもすごしやすい場所でした。
こういうところにいくと、癒されますね。



この日の目的地は、「別府」。その前に毎年寄っているのは、竹田の姫だるま工房さん。


ということで、竹田市を目指すべく、国道265号を走り出発。
そのまま国道57号に戻ると、遠回りになるので、途中から県道214号に入り、近道。
これがまたいい道で、車がほとんど行き来しない、緑豊かな道を駆け抜けることができました。


HTB 水曜どうでしょう」ファンなら、目にした光景ではないでしょうか。


原付西日本の旅で竹田に入り、姫だるま工房さんへの道に入るまえの有名な光景ですね。
2003年から毎年通わさせていただいているので、すでに地図やカーナビなくても、素でたどり着けるようになりましたが、
最初にこの風景を見たときは、感動したものです。


毎年工房の皆様には、ご迷惑をおかけして恐縮なのですが、あたたかく迎えていただき、ほんと感謝感謝です。
伺った日も、入れ替わり入れ替わり、どうでしょうファンがやってきて、非常に賑やかでしたね。



毎年長居はすまいと誓って行くものの、なぜか長居をさせていただき、今回も別府到着が遅くなりそうに。
その後は、国道57号と国道442号をひたすらノンストップで駆け抜け、18時半ごろ、別府駅前のホテルに到着。

実は、大分県佐伯市の郷土料理「ごまだしうどん」を頂こうと思っており、
なんでもJR駅構内のうどんやで食べれるということで、閉店時間もはやいだろうからと、はやく別府に到着する必要があったのです。

別府駅前のホテルに急いでチェックインをすませ、一同は、別府駅に。
ただ、はたから見ると、うどんやさんらしきものが見つからず、駅員さんに聞いてみると、うどん屋は存在しないという。

駅構内で食べれると情報を仕入れた某氏と、「おかしいですね、大分駅1番線ホームのうどん屋で食べれるという話があったのは、うそだったのでしょうか・・・。」と、話していると、
実は、今いるところは別府駅で、目的地は大分駅であったという事実を発見。
頭のなかでは、別府駅=大分駅になってしまってて、なにも疑いもせずに別府駅に向かった私と某氏は大バカですね。

時間はすでに19時を回っており、JRを使って移動しようという話にもなりましたが、インターネットで営業時間を調べると、閉店時間が19時なので、あきらめましょうということに。


で、食べたのは、大分名物の、「とり天」の定食。

これはこれで旨いのですが、うどんを食べれないのがご不満であったのもあって、とりあえず「麺」を食べようと、別府のもう1つの名物の冷麺を食べに「アリラン」さんに移動。


別府駅前から徒歩数分の場所にある焼肉屋さんなのですが、焼肉を注文せず申し訳ないとおもいつつ、冷麺のみを注文。
辛さを選んで、サイズは、中と大があったので、中。さずがにとり天たべたあとなので、大は無理ですね。

お味の程は、想像以上にアッサリ。でも、スープは味がしっかりしていて、ツルツルの麺は歯ごたえもよく、喉通りがとても良いのです。
冷麺といえば、焼肉屋さんというイメージですが、別府ではラーメン屋さんでも冷麺を出されているようで、ちょいと冷麺めぐりでもしてみたいですね。
別府冷麺の公式ホームページを発見したので、次回旅の参考にします。


そんか感じで2日目が終了。1日中バイクに乗った!という感じで疲れたのか、晩飯の後はすぐに就寝。
まぁ、3日目の朝が早いというのもありましたが。本日終了!




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ツーリング3日目。朝5時起床。そして6時出発。
本日の目的地は、四国。
そのため、フェリーに乗るのですが、去年つかった国道フェリーはかなり待たされたというのと、
今回は車組がいるので、果たして四国にわたれるか!と思っていたのですが、なんと数日前なのに予約が出来てしまったフェリー会社さんが、臼杵に。
別府からは1時間くらい南下する必要があり、7:40出航のフェリーに乗るために朝早い出発となったのです。
到着したのは、臼杵港。九四オレンジフェリーさんに予約をしていたのですが、珍しくバイクも予約可能ということ。


一番乗りで到着し、乗船を待ちます。

そして乗船となったわけですが、!!!!

!!!!!!!!



車両甲板から船内に上がるのに、エスカレーター!!!
こんな豪華なフェリー初めてです。
平成20年に建造された模様で、新しい船内はとても綺麗でした。


朝食を食べずにホテルと出発したので、船内で遅い朝食。
海を見ながら食べる朝食も良いですね。ただ、ゆれながら食べたので、ちょっと気持ち悪くなりましたが。

船は2時間ほどで、四国八幡浜に到着。


そこからは、三崎を目指し「佐田三崎メロディーライン」国道197号線を走ります。
とても天気がよく、左右に海を見渡せる道なので、バイクで走るととても気持ちが良いのです。

目指すは、四国最西端の「佐田岬」。


その佐田岬の端っこにある、「佐田岬灯台」まで行ってきました。
灯台周辺の木々は、非常に強風にさらされているということもあり、強風に吹かれた髪の毛みたいに、山の斜面に寝るように生えているのが面白いですね。
道中は離合が難しいくらい狭い道が続きますが、これまた断崖絶壁・絶景の続く道で気持ちよく走れます。


灯台散策に歩き回った後は、本日のメインイベント!


アワビ!サザエ!ハマグリ!伊勢海老!
海産物てんこ盛りのランチです。ここも毎年決まって訪れる「三崎漁師物語」さん。

九州大分側から漁獲されるアジやサバを「関アジ、関サバ」といいますが、四国側で漁獲されるものは、「岬(はな)アジ、岬サバ」といいまして、もちろんお刺身として登場。


白めし片手に、刺身を食べて、サザエを焼いて食べて、アワビをほお張って、幸せです。


さて、あとは帰路につくだけ。
松山道を通り、松山の観光港へ。そこからは、フェリーで広島へ。

今回は松山道で大渋滞に見舞われましたが、基本は、いかに渋滞を避けるか!がコンセプトのこの旅。
おおむね、渋滞が予想される箇所はフェリーで迂回して、なんとか快適に走れたのではないかなと思います。


自宅到着は、22時30分。広島を出発して、山口、九州、四国を走り、走行距離は678km。

今回もいい旅でした。